ビリギャルでもコギャルでもないJKとの遭遇

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時は、西暦2006年3月1日…
サクこと大門寺 咲は6才、猫シルビアが10才のときである

大門寺家では、可愛がっている愛猫が突然姿を消し、
一週間も戻らないので大騒ぎになっていた
『近所でも見たという報告がないみたい…』
サクのママンは憔悴しきっていたし
パパンと言えば
『しかたない、もう役割を果たしたんだ』とややあきらめモードだった

サクの10才年上の姉である16才のレミは
『猫なんだからいずれ戻ってくるでしょ』
と気楽な様子で、友達と遊びに出かけてしまった

サクと言えば…キュッと唇をかみしめて
うなだれていた
感情をあまり表に出さないサクにしては、珍しくわんわん泣き腫らした後だった
しかし、泣いてもシルビアは戻ってこない、と子ども心に悟ったのか
押し黙ったままの状態だった
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そんな大門寺家の様子を、
16才のサクと、猫人間に昇格した20才のシルビアと
謎の転校生ミオカが、窓から盗み見ていた

久しぶりに地球に降り立ったのに、
サクの背中には相変わらず、赤い羽根が生えたままである

『これ、地上の人が見たらすごく変だと思うんだけど』
サクが背中に気を掛けると、ミオカが

『安心しろ。人に会わなきゃいいだけだ』と言ったが
何の解決にもなっていないとサクは感じた

『それにしても、そんなこともあったなあ…』サクはふぅとため息をつく
『サクは昔から、あんな感じだったんだな。感情表現に乏しいというか』

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ミオカの言葉にシルビアは
『サク姫は、何事も冷静なんですよ。神秘の冥王星人ですから。
しかし…アンタレスの赤い羽根が生えてきた衝撃にも耐えられるなんて、大した器です』と言って
サクの背中の赤い羽根を愛おしげに撫でる
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『きゃあああああ、ちょっと…何、あんたたち!?』
そのとき、甲高い声が、後ろで鳴り響いた

ふと後ろを振り向くと…サクの姉である当時16才のレミが目を大きく見開いて
こちらを凝視していた
おしゃれに無頓着なサクと違って、姉のレミは
メイクも服装もこなれている、ギャル風の女子高生だった


『やばっ…お姉ちゃん』サクは赤い羽根を隠そうとしたが、
自分の身長より高く広がる背中の突起物を隠しきれるわけがない
『誰…?どこかで見た顔だけど…というか、
そこにいるの…シルビアじゃない?えっ…でも二本足で立ってるし…』
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目を白黒させているレミの気を逸らすように

猫人間シルビアは

『んぎゃあああああああああお』と
鼓膜が破れそうなほど大きな雄たけびを上げた

☆シルビア☆

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by adv39 | 2016-10-14 00:21

我が家を戦艦にされてしまった、波瀾万丈な日常を女子高生の目線で語ります


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