宇宙警察のkiss


『参ったな…』ミオカは、ポリポリと頭をかいた
『君は、もう地球に戻れない、とプルートから聞かなかったか?
これが、どういう意味か、理解してもよいものだけど…』

『はっきり言いなさいよ』サクは声を荒げる

『まあ、大方、死んでいるだろう
これが返事だ』
ミオカの言葉は、サクの頭をハンマーで打ち付けるぐらいの衝撃があったが…
(大方は、死んでるって…どういう意味…、少しは生きてるってこと?)
サクは、救いを求めるようにシルビアを見る
シルビアは、
『サク姫…あなたは死んでなんかいません』と微笑んだので、サクは
『んもう!どっちよ』と頭が混乱した

『とりあえず、僕たちは冥王星に侵入することすら、まだ許されていない
だからこうして
本拠地であるサクの家に戻ってきたからな
この家を戦艦として、しばらく宇宙を彷徨うことになるだろう』
ミオカは、ニヤリと笑った

シルビアは、サクの前に跪くと
『手を差し出してください…サク姫』と言った

サクは、不思議に思いつつ、その通りにすると

シルビアは優しく、その手に口づけをした

『サク姫のことは、何があっても
責任を持ってお護りします
だから…何も不安に感じないでください』

猫人間であるシルビアの振る舞いに
サクは胸が熱くなった

ミオカは
『コホン』と咳払いすると
『君たち、イチャつくのもいいけど現状を把握しろよ』と突っ込んだ

現状なんて把握できるわけないじゃない…
ミオカは相変わらず、意地悪だし…と、サクは心の中で、苛ついていると、
家のカーテンが急に光り始めて、
懐かしのあの眼球が浮かび上がってきたのだ


☆シルビア☆
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by adv39 | 2016-07-16 23:23