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神秘のベールを破って…


黒いオオカミとして姿を現した風間みおか…
シルビアは2足歩行の猫人間だが、
風間は、人間言葉を話すことを除き、
どこからどう見ても
4足歩行のオオカミそのものになっていた…

『それにしても…本当にここが氷点下218°だったら
汗まで凍ってるはずだけど…そこまでではなさそう』
度重なる非常時にも関わらず、
サクは、すっかり落ち着きを取り戻していた

『こんなこともあろうかと、
サク姫には魔法の防寒コートを着せていますから
けして脱いではなりませんよ…サク姫
冥王星が極寒の地であることは変わりありませんから』
シルビアがごにょごにょとつぶやいている

『本当は、くしゃみも厳禁なんだけど』
風間は、黒い毛に覆われた、目の奥をギラリと
光らせる

『まあ、僕がオオカミでいる以上、
風の心配はない…

せっかくだから、氷山の外を探索してみるか』

風間は、後ろ足で踏ん張りながら
前足をぐいーんと伸ばす
その様子を見て
(本当にただのオオカミみたい)
と、サクは不思議な気持ちだった

『ええ…でも
こわいよ
NASAによれば
冥王星は厚さ130キロのモヤで覆われているから
これまで誰も近付けなかったはず…

何の因果かわからないけど
この地に降り立ってしまった私たちが
神秘のベールに包まれていた、この星に影響を与えるのが恐い…あれ?』

サクは、またもや
ひとりでに、冥王星についての知識を語っていたので…
サクは、ゾクゾクッと身震いした

☆シルビア☆
by adv39 | 2015-12-13 22:41