改造計画、着々と…

七夕など味わっている余裕もなかった
サクは奏多の隣りの席にいる緊張感と、
猫シルビアの安否が気になるのと
予告通り、家は、戦艦にされてないか不安でいっぱいだった
まあ、さすがに戦艦はないだろう……
とサクは思った

それでも、帰る道すがら誰かに監視されていないか
身を震わせていた

コンビニ近くの防犯カメラが、光ったような氣がして
ビクッとした

何だかいろんなことがあって
身も心もヘトヘトなサクは、夕方17時に帰宅した
シルビアが帰ってきていることを祈って、ドアを開けると
『いやああああ』
ママンが金切り声を上げて、玄関まで飛び出してきた

『何なのよ、あなたたち!』
ママンの叫びに
サクは目を丸くする

『どうしたの、何があったの、一体…パパンは無事?』サクは取り乱したママンを受け止めるのに必死だった

『サク、驚かないでね

…いえ、驚かないほうが変だけど
お仏壇の居間が…』
ママンの声が震えている
仏壇の居間がどうなったのだろう

するとまた、謎のアナウンスが家中に流れてきた
『まずは、この場所を基地とする…
この重々しい社(やしろ)は、改造させてもらう…』

(重々しい社って
お仏壇のこと?!)

『ご先祖さまの聖域が汚されるなんて許せない!』
サクは、やけっぱちで、靴を脱ぎ捨てると

家の奥まで
ズカズカと、足音を立てて進んだ


☆シルビア☆
by adv39 | 2015-09-14 01:36