トパーズの怒りに薄味で対応

d0336181_22290410.jpg
『サク、冥王星人でさそり座の君が為すべきこととは、
中途半端な生き方をやめて
徹底的に使命を全うすることなのだが、

そなたはどうも使命感が薄いみたいだな』

天井のスクリーンに映し出されたトパーズの瞳は、
鋭く眼光をみなぎらせ、
恐ろしく睨み付けているようだった



『はあ、薄いわよ、醤油も薄味が好きだし。
というか、生まれてきたのは地球だし、冥王星出身なんて意識もないし
そもそも、星座とか関係なくない?
望んでさそり座になったわけじゃないもん』

『そなたの味覚はどうでもいい。
ホロスコープの重要性を理解していないようだな』

このような状況の中で
今、重要なのはそういった話題なのか、サクにはさっぱりわからなかった

ミオカはフフンと笑い、
『まあ、この子が真の力に目覚めたら
いろいろヤバいことになりますから、本人は自覚がないぐらいで
ちょうどいいのではないかと思いますよ』と
トパーズの瞳をなだめた
『今までさまざまな刺激を与えてきましたが…
表面的には驚いたりするものの、
思ったより、感情のブレが少ない子でしてね。
まあ、とうとうこんな赤い羽根まで彼女から生えてきてしまったんで…
時間の問題だと思いますけど』
ため口の印象の強いミオカが敬語で対応しているので
サクは違和感を感じた
d0336181_19221318.jpg

『はっ…トパーズさま、お目覚めですか』
シルビアがすっ飛んできて、天井に向かって敬礼をした

『16歳のサク姫とセノオ閣下の対面を果たすことに成功しましたが。
あとは、6歳のときのサク姫にどうやってこの状況を
理解してもらうかです』
シルビアの言葉に、サクはすかさず突っ込んだ

『うーん…理解できないと思うよ…
というか、私だってよくわかんないのに、
6歳のころの自分にわかってたまるかって感じ』

そのとき…

『シー、シー…どこにいるの、今、声がしたよぉ』

小さな女の子の涙ぐんだ声が辺りに響き渡った

☆シルビア☆

[PR]
by adv39 | 2017-04-25 19:25