冥王星猫部隊長セノオ


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『私はこう見えて…サクさん、あなたと同じ冥王星出身でね、
まあ猫たちを引率する部隊長みたいな役職で
閣下、なんて呼ばれるような身ではないのですが…

このニャンコたちは、それはもう忠実に従ってくれてねぇ…』

セノオ閣下、と呼ばれたセノオさんはぼそぼそと話し出す
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『地上に生まれて
早六十年経ちましたが、

私が冥王星の生まれであると覚醒したのは
そうね、16歳のころだったかしら…
ちょうど今のあなたぐらいの年代ね』


『はあ…なんで猫たちを引率してるんですか』
サクの質問に、オオカミのDNAを持つミオカが
『猫は霊感がすこぶる強く、宇宙の交信に適しているとされ、
神秘の動物として冥王星でも崇められてきたからな』と説明した

冥王星には猫もいるんだ…とサクはぼんやり思った



『古代エジプトでも猫の頭を持つ女神バステトが崇拝されていましたし
まあ僕が猫の頭を持つ人間として、

サク姫の前の姿を現しているのも

バステトを継承しているわけです、
僕は男ですがね』

シルビアは静かに語った

そのとき…
『サク姫…』鈴の音が鳴るような可愛らしい声が響く
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『ベル…!』
サクの祖母よし子の愛猫であり、
宇宙ステーションでナースの役職を持つ

黒猫ベルが、身を翻して現れたのだ

『その赤い羽根は…冥王星さそり座世代のもの…
ついに覚醒されたのですね』
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『はあ…体だけ変化してるけど、
心は追いついてないのよね…羽根が重たくて
歩けないし…』
サクは深いため息をついた

もう今更、自分の運命がどうなろうと知ったことではないし、
ここで生きていることすら不思議に感じているサクだった


☆シルビア☆

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by adv39 | 2017-03-02 20:12

我が家を戦艦にされてしまった、波瀾万丈な日常を女子高生の目線で語ります


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