冥王星のくしゃみ

風間が見せてくれた冥王星の映像に
サクは驚いたものの…

(よくよく考えてみれば…今いる場所が
冥王星なんて
保証どこにもないなあ)とサクは考えた

そもそも、サク自身が冥王星出身という情報も
怪しいものだ

そのとき、ふとサクの頭に
冥王星の知識が流れてきた

『不可能だわ…だって』
サクはピンクのダウンコートに顔を埋めながら、つぶやいた

『冥王星は、-218°の極寒の地で

風速2000mの風が吹いているから
トトトトト…とても人が住める環境じゃないもの』
『サク…その知識どこで…』
風間は一瞬、口をあんぐり開けて静止したが

『くすっ』と吹き出した

『トトトトト…って何だよ、まあいい
君はやっぱり…』風間が何かを言いかけると、
シルビアがサクの前でひざまずいた

『サク姫…
さすが、あなたは冥王星の由々しき姫様…』

シルビアの言葉に、サクは
『…だからっ!
人の住める環境じゃない場所で
私が生まれたわけないでしょ!
つまり間違い、
私が冥王星出身なんて嘘っぱちに決まってるの!…ふわぁ…ハックション!』
と、大きなくしゃみをして答えた

その瞬間、
ぶおおおおお

ものすごい風が吹き抜け始めたのである

☆シルビア☆
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by adv39 | 2015-12-08 01:18